
村山雄一さんはヨーロッパで長く建築を学び、シュタイナー思想の研究も行ってきた人です。子どもと一緒に楽しみながら音楽の幅の豊富さを伝える「ロバの音楽座」の活動に共感を覚えた村山さんは、松本夫妻が語る夢を聞き、子どもが手作りした楽器を見て、どんどんイメージをふくらませていったそうです。
「はじめは、楽団の稽古蝋ができればいいとだけ考えていたのですが、村山さんのつくるホールを見るようにしていると、これは人が来てくれる堀所になるのでは、と思うようになりました。ライブを始めてみたところ、全国から人がやって来るようになりました」もちろんお客さんたちは演審を楽しみに来るのだが「ここに来て」聴きたいという人が多いと言われています。
「この空間には心を触発させるものがあると思います。音楽を聴いた後に、何か創りたくなる気分が湧いてくるんです。」重要なのは、音楽の後にアクティブなものにつながることなのだそうです。でも、「我々がやっているのは教育でも通勤でもないのです」と松本さんは言います。「昔と今と子どもそのものは変わっていないと思います。単に、取り巻く環境やモノが変化しまいました。特にコンピュータの存在が大きいですね。家の中で完結してしまうことが多すぎるから、外に出ていろんな人と交流するチャンスがありません。その一方で、昔に比較して音楽教育の幅が広がってきたのはとてもいいことだと思います。最近の教科書を見るとクラシック以外に民族音楽やロックなど、いろんな楽器や音楽が紹介されています。今はコンピュータ的な暮らしをする人と、創造性鯉かな手作りの毎日過ごす人の差が開いてきたのを感じます。その間を埋めていくのが私たちの仕事ではないかと思っています」
